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限られた資源でいかに良い食事とサービスを提供するかが経営の要。セルフオーダーシステムの導入で地方での個人経営に活路を見出す(海鮮食堂マルタケ水産)

今回は新潟県上越市に新規開店された「海鮮食堂マルタケ水産」店主・遠藤岳司さんにお話を伺いました。 これまで一従業員として東京の飲食業界でキャリアを積んでこられた経験からセルフオーダーシステムの利便性を実感し、独立するにあたりシステムの導入は不可欠なものだったという遠藤さん。 初期投資費用と操作のスピード感が決め手となり、個人経営者としてRespoセルフオーダーの導入に迷いはなかったとのこと。東京から新潟へ活動拠点を移しての独立への思いやRespoセルフオーダーの活用方法などについてお話を伺いました。
作成日:2023年11月14日
更新日:2025年1月6日
限られた資源でいかに良い食事とサービスを提供するかが経営の要。セルフオーダーシステムの導入で地方での個人経営に活路を見出す(海鮮食堂マルタケ水産)
目次

地産地消にこだわり、活動拠点を東京から新潟へ

ーーーお店について教えてください。
開業は2023年8月。ランチタイムは能生漁港や糸魚川の漁港で水揚げされた地魚などを使った海鮮丼や定食を、ディナータイムは一品料理や串揚げ、新潟の地酒などを提供する居酒屋という形態をとっています。
長らく東京で飲食店を展開する会社に勤めていましたが、幼なじみから地元の新潟で店をやれる人を探していると声をかけてもらったことが転機になりました。この場所は以前はそば店だったようで、その後の借り手を探してたようです。これもタイミングかなと、思い切ってUターンを決意しまして。地元に戻って生活するのはじつに30年ぶりでしたね。
以前は会社に属していたので自分の役割は担当店の売り上げやスタッフのシフト管理など、いわゆる「店舗運営」でしたが、独立してからは人事、経理、総務、経営などあらゆることをひとりで何でもやります。これまでと同じ業種といえども今は全く違う感覚です。
ーーー東京の飲食店でお勤めされていた時とは「全く違う感覚」で経営に携わっていらっしゃるとのことですが、他にも違いを感じることはありますか?
そうですね。いろいろありますが、まず人の数が違いますよね。
東京の歓楽街ではお客様が大勢で来店されることも珍しくないですが、この周辺は事業所や住宅地などが広がり、幹線道路に面した立地ということもあって、昼は近隣の住民や事業所にお勤めの方が1~2名でいらっしゃることが多いです。夜は隣接するビジネスホテルに宿泊されているお客様が中心で、昼に比べると年齢層は若く遠方から来られているお客様も目立ちます。
アルバイト1人と自分の2名体制でやっていますが、個人経営においては限られたマンパワーでいかに良い食事とサービスを提供するかが経営の要になると実感しています。

オートリザーブ導入の決め手は、割安なコストと手軽でスピーディーな操作性

ーーー開店当初からRespoセルフオーダーを導入された理由を教えてください。
お店をはじめるにあたり、当初から何らかのセルフオーダーシステムを導入しようと決めていました。Respoセルフオーダーに決めた理由は操作性やコストが自分が考えていたようなものだったからです。
前の職場では客席に専用端末が設置され、お客様ご自身が席から注文や会計をしたり、iPadを使って業績管理ができるシステムを使っていたので利便性についてはすでに実感していました。
一方で、大規模なシステムの導入となると個人経営にとってはあまりにも初期の投資額が大きすぎるんです。開店当初は限られた資金を何にどう使っていくか神経を使いますから、その点でもRespoセルフオーダーは初期費用が抑えられますし、機能面からも迷いはなかったです。
他社との比較検討はせずRespoセルフオーダー一択でした。
ーーーRespoセルフオーダーを導入してよかった点があれば教えてください。
お客様の好きなタイミングで注文と会計ができるというセルフオーダーシステムのスピード感は他には代えがたいのではないでしょうか。
注文までの待ち時間と人手が少なくなるので、その分お客様との会話が生まれるんです。どこからいらっしゃったか、食事の好みを伺ったり、お客様からおすすめメニューを聞かれて追加オーダーをいただくこともあります。
ペーパーレスですから注文や会計のミスもなくなりますし、本当に助かっています。
オープンから導入して約3ヵ月経ちますがランニングコストの面でも不安はありません。
じつは開店準備の段階で、友人など周りの人からはセルフオーダーシステム導入に対して「店の切り盛りに加えて端末操作が必要なシステムを本当に使いこなせるのか」と心配されていたのですが、結果的にその心配は無用でしたね(笑)
ーーーRespoセルフオーダーの操作性についてはどのように感じていますか? システムの強みは手軽さだと思います。最近は新しいメニューを思いついた時に、POSレジ上の画面から自分で自由に商品を追加できる機能をよく使っています。
前の職場のシステムでは、専用端末に新しいメニューを反映させる場合、まずシステム管理会社に依頼書を送ってデータのやり取りをしてから確認作業をするなど、時間と手間がかかっていましたが、今では思いついたタイミングで操作することができてその場で完結できるんです。ランチタイムを終えてディナーまでの準備時間など、ちょっとした空き時間に使えるのでとても便利です。
操作性については感覚的に扱えるのでこれまで困ったことはなく、使っていくうちにいつの間にか慣れていました。そういえば先日、会計から特定の割引を反映させる方法がわからず初めて問い合わせをしたのですが、すぐにサポート担当の方から返信をいただいて、スムーズに解決することができました。
セルフオーダー
会計までできるセルフオーダー

個人経営の小規模店こそ、セルフオーダーを活用するメリットは大きい

ーーーお客様の反応はいかがですか?
ランチタイムは高齢のお客様が多いこともあり、セルフオーダーシステムを初めてご覧になる方や“難しそう”“よくわからない”とためらう方も珍しくないので、注文をお伺いした後にこちらでPOSレジ上の画面に入力しています。
こうしたランチタイムの運用は、今後さらに活用の余地があると感じます。
オンライン決済を希望される方は少しずつ増えていますので、卓上のQRコードなどから興味を持っていただくことで活用につなげていきたいですね。
ディナータイムでは、たまにお酒を飲みすぎてしまったお客様から、代わりに注文入力してほしいと依頼されることはありますが(笑)Respoセルフオーダーをフル活用しています。
会計については、テーブルでのオンライン決済を希望されるお客様も多いのですが、今のところ操作に関して問題なくご利用いただいています。
ーーー現在、Respoセルフオーダーを検討されていらっしゃる方にメッセージがあればお願いします。
東京など一部の都市部を除いた地方の人手不足は深刻で、アルバイトの募集をかけても長らく応募がないような状況は珍しくないと聞きます。
運営資金や人、時間など限りがある中で、同じような個人経営の小規模店でセルフオーダーシステムを導入するメリットは大きいと思います。

販路拡大に向け、オンライン注文やキッチンカー利用も検討

ーーー今後の目標や計画がありましたら教えてください。
今後はテイクアウトやキッチンカー販売を考えているところです。
キッチンカーについては現在発注をして塗装段階に入りました。
テイクアウトは現在もやっていますが、店頭で注文を受けてからお客様にお待ちいただきテイクアウトという形なので、どうしてもオーダーテイクまでの時間がかかってしまうので、今後は事前にオンライン注文を受けて店頭やキッチンカーで受け渡しができたら良いですね。
近々キッチンカーが納車されるので、まずは宣伝も兼ねて店の前に置いて、店頭販売をしながら今後の販路を探っていこうと思います。
短期目標は、道の駅や、夏の行楽シーズンは日本海を一望できる海水浴場が近いので地元で販売経路を増やしていくこと。
長期目標としては海鮮食堂マルタケ水産の東京支店を出したいですね。
セルフオーダー
会計までできるセルフオーダー

店舗情報

海鮮食堂マルタケ水産
住所:新潟県上越市頸城区西福島650-1 電話番号:025-530-7794 店舗詳細:https://autoreserve.com/restaurants/MJCkDAaPFfWSWaxaEuWu