直営で磨いた仕組みを、独立オーナーへ届けていく ── 福岡もつ鍋の名店「田しゅう」のRespo活用

福岡発の博多もつ鍋の名店として知られる「田しゅう」は、名古屋から鹿児島まで幅広いエリアに店舗を展開しています。直営店とあわせて、スタッフが将来社長になれる独自の「のれん分け」独立支援制度で拡大してきた、その運営スタイルも大きな特徴です。 2026年秋、田しゅうグループは新店舗のオープンにあわせてRespoの運用を新たに開始。予約管理・POS・勤怠管理・オーダー管理といった、これまでバラバラだった仕組みを一元化しながら、直営店で完成させた運営モデルを、将来の独立オーナーへと届けていく次のステージを目指されています。今回は、田しゅうグループの坂本 康晃様に、Respo導入の背景と、これから期待していることについて伺いました。
作成日:2026年10月3日
更新日:2026年10月3日
直営で磨いた仕組みを、独立オーナーへ届けていく ── 福岡もつ鍋の名店「田しゅう」のRespo活用
目次

名古屋から鹿児島まで広がる「田しゅう」と、独自の"のれん分け"制度

ーーー田しゅうグループについて教えてください。
田しゅうは、名古屋から鹿児島まで幅広いエリアで博多もつ鍋を提供するグループです。特徴的なのは、店舗を直営で増やしていくスタイルではなく、各店舗で店長まで任されて周囲に認められた実績と人間力のあるスタッフが、「のれん分け」で独立し田しゅうを開業、そして社長になる、という独自の展開制度を採用している点です。直営は博多エリアと天神エリアの2店舗、そして今後開業する新店舗のみで、それ以外は元スタッフが独立オーナーとして各地で店舗を営んでいます。
外部の方からフランチャイズの引き合いをいただくこともあるのですが、「田しゅう」の理念浸透や今支えてくれているスタッフを優先したいという想いから、外部FCという形は基本的に受けていません。田しゅうの魅力を心から買ってくれる人に、もつ鍋の可能性があるエリアで展開していただく、というスタイルです。
ーーー他のもつ鍋店と比べて、田しゅうならではの特徴を教えてください。
郷土料理としての理解、食材に対するこだわりと「おいしい」に対する探究心、スタッフ教育、理念を体現しお客様に感動してもらいたいというサービス。これら全てが差別化ポイントです。
もう一つ大切にしているのは、価格帯です。決して高級路線にはしない、というスタンスを守っています。もつ鍋はもともと庶民の方々が楽しんでいた料理ですし、高級化すればするほど、"本来もつ鍋が持つ良さの一つ"が伝わらなくなってしまうと思っているんです。学生さんや福岡へ旅行に来られたお客様まで、幅広い年齢層のお客様全員に博多の食文化を届けたい、という考え方でやっています。
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インバウンドで沸く博多、そして「断らざるを得ない」ジレンマ

ーーー海外のお客様の割合はいかがですか。
博多エリアの店舗では、韓国や台湾を中心とした海外のお客様がおおよそ4割ほどを占めています。ランチ営業中の店内を見渡すと、周りはほとんどインバウンドのお客様、という日も珍しくありません。海外の方々にとって「博多の郷土料理といえば、もつ鍋」という位置づけが確立しているのを、日々肌で感じています。
Googleマップの評価も、4.3〜4.6と各店舗で高くつけていただいていて、口コミもたくさん書いていただいています。海外の方が旅先で「地元の食を体験したい」と思ってくださっているからこそ届いている評価かと思っていて、本当にありがたいですね。
ーーー本店のある福岡大名エリアと博多エリアは、比較的近い距離に2店舗を出されていますよね。
福岡大名本店は、田しゅうグループの中でも規模の大きい店舗なのですが、それでも月間2,000名ほどのお客様をお断りせざるを得ない状況でした。
満席でお断りできることを「すごい」と語る飲食店もあるかもしれませんが、私たちの感覚は少し違っています。「お断りできるほどお客様の来店数が多くてすごい」ではなく、「せっかく足を運んでくださったのに、お席にご案内できなかった」ということをきちんと重く受け止めたいと考えています。お客様全員をお席にご案内することも、顧客満足のうえでとても大事なことだと思っています。

バラバラだったシステムを、一元管理へ

ーーーRespo導入前、どのような課題を感じていましたか。
一言でいうと、店舗運営のシステムが「バラバラ」だったんです。
POS、予約管理、勤怠管理、オーダー管理 ── これらが別々のシステムで動いていて、それがオペレーションの手間になっていました。加えて、システムが分断されている分、そこから得られる情報の収集も限定的で、お客様の情報を活用しきれていないという状態が続いていました。
「これを一元化できないかな」 ── そう常に考えてはいたのですが、当時利用していた大手のシステムでは、追加すればするほどコストがどんどん膨らんでいく状況で、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
また、もう一つ気になっていたことを挙げるとすれば、システム提供会社との関係性です。「未来を一緒に作っていける」と思える関係性を求めていました。

決め手は、担当者の熱量と「未来を一緒に作る」姿勢

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ーーー数あるサービスの中で、Respoを選ばれた決め手を教えてください。
決め手となったのは、Respoの担当者の方々の"熱量"でした。
システムの機能やコストの話ももちろん比較検討はしたのですが、それ以上に印象的だったのが、「田しゅうという会社の未来はどのようにイメージされていますか」というところまで踏み込んで話を聞いてくださったことでした。単にツールを提供するのではなく、こちらのビジョンを理解したうえで、共に何かを作っていきたい ── そういった姿勢がひしひしと伝わってきました。
正直、担当者の方の熱量って、大事だと思うんです。熱量のない方は、会社への愛情も信頼もあまり感じられないのですが、Respoの担当の方はガチガチの熱量で来てくださって。
面白かったのは、最初は予約システムのご相談から始まったのが、途中で「タブレットオーダーも」「販促ツールも」と、どんどん話が広がっていったことです。私自身、スタートの時点では、まさかここまで幅広く相談できることになるとは思ってもいませんでした。それだけ、Respo側からも柔軟にご提案いただけたということですね。
システム変更というのは、少なからず現場に不安を生むものだと思います。だからこそ、担当者の方々の熱量と伴走の姿勢が、私自身の「これは楽しく現場に届けられそうだ」という確信につながっています。

直営で磨いた仕組みを、未来のオーナーへ

ーーーRespo導入後、どのような展開を目指されていますか。
まずは直営店でRespoを完全に使いこなし、田しゅうグループとしての標準的なオペレーションモデルを作り込んでいきたいと考えています。
そのうえで、そこで完成させた仕組みを、これから独立して自分のお店を持つ「のれん分け」のオーナーへも届けていく ── それが今回の導入で目指す、一番の姿です。
飲食店の開業コストは年々上がっていて、正直、気軽に独立できるような時代ではなくなってきています。だからこそ、独立するオーナーが最初から使える仕組みを整えておくことで、リスクを抑えて安心して店舗を持てる環境を、本部として作っていきたいです。
Respoにはその中核を担うパートナーとして期待しています。まずは直営店で試し、磨き、そして未来のオーナーへ届ける。この流れを一緒に作っていければと思っています。

「食プラスα」で、変化を楽しみながら発信していく

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ーーー最後に、飲食業界に向けたメッセージをお願いします。
飲食業界は今、どの業態も同じような課題を抱えていると思います。働く人は減っていく、一方でお客様は多様化していく。そんな中で、私たちが大事にしたいのは、「お客様が思う期待の半歩先」を常に考え、用意しておくことです。
飲食単体だけでは、もう珍しい時代なのかもしれません。飲食プラスα ── たとえば「観光」だったり、その土地ならではの体験だったり。そういうものと組み合わせて、日本の食文化を海外にもしっかり発信していく必要があると感じています。
田しゅうとしても、変化を恐れずに、新しい付加価値を届けていきたいです。そのために、Respoのようなパートナーと一緒に情報を高い感度で受発信できる関係性を、これから深めていければと思っています。

店舗情報

もつ鍋 田しゅう 福岡大名本店
住所:福岡県福岡市中央区大名1丁目3-6 フラップスビル 1F
電話番号:050-5304-8548
もつ鍋 田しゅう 小倉店
住所:福岡県北九州市小倉北区魚町2-6-1 小倉商工会館 2F
電話番号:093-511-1132
もつ鍋 田しゅう 熊本下通店
住所:熊本県熊本市中央区花畑町13−17
電話番号:096-328-1777
もつ鍋 田しゅう 愛媛松山店
住所:愛媛県松山市二番町3丁目7−19 フジコビルF A 2F
電話番号:089-909-5213
もつ鍋 田しゅう 名古屋店
住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目9−2 Gems栄 8F
電話番号:050-5304-8541